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論文

序文; 「福島第一原子力発電所事故と地球化学; 福島原発事故から10年を振り返って」特集号

田中 万也; 山崎 信哉*

地球化学, 55(4), p.93 - 95, 2021/12

福島第一原子力発電所事故(福島原発事故)から10年が経過した。本特集号では、地球化学に関連する様々な研究分野からの福島原発事故由来放射性核種の環境動態に関する総説論文をとりまとめた。本特集号を通して、様々な研究分野が放射性核種の環境動態の理解向上に貢献していることが分かる。

論文

Dynamics of radiocaesium within forests in Fukushima; Results and analysis of a model inter-comparison

橋本 昌司*; 田中 拓*; 小松 雅史*; Gonze, M.-A.*; 坂下 渉*; 操上 広志; 仁科 一哉*; 太田 雅和; 大橋 伸太*; Calmon, P.*; et al.

Journal of Environmental Radioactivity, 238-239, p.106721_1 - 106721_10, 2021/11

 被引用回数:11 パーセンタイル:56.59(Environmental Sciences)

本研究は、福島の主に常緑針葉樹林内における放射性セシウムの移行について、複数の研究チームによるモデルを用いた解析を行い、比較を行うことで、モデルのパフォーマンスを分析したものである。また、落葉層の除去と樹木更新の2つの管理シナリオ、および落葉広葉樹林を対象とした補助シナリオについても比較、分析した。いずれのモデルも実測の放射性セシウム濃度の変化傾向などを再現できたが、事故から50年後の予測についてはばらつきが大きく、継続した調査、解析による評価が必要である。

論文

Radionuclides from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant in terrestrial systems

恩田 裕一*; 谷口 圭輔*; 吉村 和也; 加藤 弘亮*; 高橋 純子*; 脇山 義史*; Coppin, F.*; Smith, H.*

Nature Reviews Earth & Environment (Internet), 1(12), p.644 - 660, 2020/12

 被引用回数:88 パーセンタイル:89.61(Environmental Sciences)

This review, concerning on findings obtained by detailed field monitoring after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident, covers the initial fallout and vertical movement of radionuclide in the land and forest, and subsequent transport and redistribution through hydrological and geomorphological processes in cropland, urban area, paddy field, and forested area. We discuss the finding of the transport of radionuclides through rivers and new discoveries for hydrological and sediment transport environmental impact in monsoonal regions.

論文

Author correction; Radionuclides from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant in terrestrial systems

恩田 裕一*; 谷口 圭輔*; 吉村 和也; 加藤 弘亮*; 高橋 純子*; 脇山 義史*; Coppin, F.*; Smith, H.*

Nature Reviews Earth & Environment (Internet), 1(12), P. 694_1, 2020/12

 被引用回数:0 パーセンタイル:0.26(Environmental Sciences)

The values along the mass depth axes in Figure 4a and 4b were slightly misaligned, and the relaxation mass depth markers shown in Figure 4b and 4c incorrectly located.

論文

Dataset on the 6-year radiocesium transport in rivers near Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant

谷口 圭輔*; 恩田 裕一*; Smith, H. G.*; Blake, W.*; 吉村 和也; 山敷 庸亮*; 倉元 隆之*

Scientific Data (Internet), 7, p.443_1 - 443_9, 2020/12

 被引用回数:8 パーセンタイル:45.54(Multidisciplinary Sciences)

Data on radiocesium concentrations and fluxes have been collected in rivers within 80 km of the FDNPP from June 2011, three months after the accident, to the present. That data is available on the web up to March 2017. These data are expected to be widely used for validation of the radiocaesium transport model, comparison between the FDNPP and Chernobyl accidents, influence on the health of residents, and evaluation of the effect of the environmental remediation measures in Fukushima. Therefore, these data set were provided in this data journal.

論文

3Dレーザースキャナーによる測量から求めた治山ダムへの放射性セシウムの堆積量

渡辺 貴善; 大山 卓也; 石井 康雄; 新里 忠史; 阿部 寛信; 三田地 勝昭; 佐々木 祥人

KEK Proceedings 2017-6, p.122 - 126, 2017/11

土砂移動に伴う放射性セシウム流出量が最も高いと見込まれる地形の急峻な山地森林を対象として、治山ダムの土砂堆積量と土砂の放射性セシウム濃度を測定し放射性セシウムの森林からの流出量を算出した。治山ダムの堆積量の計測には3Dレーザースキャナーを用いることで、詳細な堆積物の変化を求めた。

報告書

福島における放射性セシウムの環境動態研究の現状; 根拠となる科学的知見の明示をより意識した情報発信の一環として

鶴田 忠彦; 新里 忠史; 中西 貴宏; 土肥 輝美; 中間 茂雄; 舟木 泰智; 御園生 敏治; 大山 卓也; 操上 広志; 林 誠二*; et al.

JAEA-Review 2017-018, 86 Pages, 2017/10

JAEA-Review-2017-018.pdf:17.58MB

2011年3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故以降、福島環境安全センターでは、福島の環境回復に向けた取組みとして、事故により環境中に放出された放射性物質のうち特に放射性セシウムの分布状況を評価し将来予測を行うとともに、森林から河川水系を経て海洋に至る環境や我々の生活圏での放射性セシウムの移動状況に係る調査研究「環境動態研究」に取り組んでいる。この度、最新の成果をとりまとめるとともに他機関の関連する最新の成果も参照しまとめたことから、研究成果報告書類として報告する。なお、本成果は、外部への情報発信の一つである福島部門ウェブサイトにおけるQAページを、根拠情報となる科学的知見を含め「根拠に基づく情報発信」として更新するにあたり、コンテンツとして活用されるものである。

論文

東京電力福島第一原子力発電所事故の環境回復に向けて; 原子力機構による福島長期環境動態研究の取り組み

鶴田 忠彦; 原田 久也; 御園生 敏治; 飯島 和毅

沿岸域学会誌, 28(3), p.2 - 6, 2015/12

2011年3月に発生した福島第一原子力発電所(以下、「発電所」)の事故が発生し、多量の放射性物質が福島県を中心に広範囲に放出された。それらの放射性物質のため、福島県の浜通りを中心として避難区域が設定されており、約10万人を超える方々が避難生活を余儀なくされている。また、汚染された田畑や発電所近くの沿岸域では、依然として農業や水産業が制限されており、それらの再開が大きな課題となっている。原子力機構は、避難計画の見直しや農林水産業の再開などに寄与するため、2012年から放射性物質の動態予測システムの構築に向けた福島長期環境動態研究を実施している。本報では同研究と特に沿岸域での取り組みについて紹介する。

論文

福島第一原子力発電所事故後の環境回復への取り組みと環境回復技術

宮原 要; 飯島 和毅; 斎藤 公明

地盤工学会誌, 63(11/12), p.62 - 69, 2015/11

AA2015-0380.pdf:1.64MB

東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い放出された放射性物質の地表への沈着状況等を踏まえ、原子力機構は、事故直後から国内外の関係機関と協力しつつ環境回復に率先して取り組んできた。これらの取組みは避難住民の早期帰還や住民の安全・安心の確保に向けて、環境中での放射性セシウムの挙動の理解を深め、それを踏まえた沈着状況の将来予測や帰還住民の被ばく線量を評価するための鍵となる役割を担っている。これまでの環境回復の取組みに基づき得られた知見と技術について解説するとともに、今後取り組むべき課題を整理する。

報告書

平成26年度研究開発・評価報告書 評価課題「福島環境回復に関する技術等の研究開発」(事後/事前評価)

福島研究開発部門

JAEA-Evaluation 2015-004, 96 Pages, 2015/09

JAEA-Evaluation-2015-004.pdf:2.95MB

日本原子力研究開発機構(以下、「原子力機構」という)は、「国の研究開発評価に関する大綱的指針」(平成20年10月31日内閣総理大臣決定)及びこの大綱的指針を受けて作成された「文部科学省における研究及び開発に関する評価指針」(平成21年2月17日文部科学大臣決定)、並びに原子力機構の「研究開発課題評価実施規程」(平成17年10月1日制定、平成21年8月19日改正)等に基づき、平成26年9月16日に「福島環境回復に関する技術等の研究開発」に関する事後評価及び事前評価を福島環境研究開発・評価委員会に諮問した。これを受けて、福島環境研究開発・評価委員会は、委員会において定められた評価方法に従い、原子力機構から提出された第2期中期計画期間(平成23年3月から平成27年3月)における研究開発実績、及び第3期中長期計画期間(平成27年4月から平成34年3月)における研究開発計画に関する説明資料の検討及び各担当者による口頭発表と質疑応答を実施した。本報告書は、福島環境研究開発・評価委員会より提出された事後/事前評価の内容をとりまとめたものである。

口頭

福島県内のスギ林における表層土壌の特性と放射性セシウム分布

石井 康雄; 佐々木 祥人; 菊池 直之; 渡辺 貴善; 小田 好博; 新里 忠史

no journal, , 

原子力機構では、福島県内における現地調査データに基づいて、山地森林からダム溜池や河川等を通じて河口域、更には沿岸域までの放射性セシウム(Cs-134, 137; 以下、放射性Cs)の移動を予測し、この放射性Csの移動に起因する除染済みエリアの線量率の変化や、生活用水源への混入等に対する技術情報や対策案等の提案を目的とした「福島長期環境動態研究(F-TRACEプロジェクト)」を行っている。本報では、同プロジェクトの森林域を対象とした調査結果の一部を報告する。森林域では、樹木上部の枝葉に付着していた放射性Csは落葉落枝または降雨に伴う林内雨、樹皮表面を流れる水流(樹幹流)により林内の地表へ運搬されると考えられる。同プロジェクトによる2013$$sim$$2014年の調査結果では、林内雨には放射性Csがほとんど検出されず、一方で、樹幹流試料には数$$sim$$数十Bq L$$^{-1}$$のCs-137が含まれることが報告されている。そこで、樹幹近傍における土壌の樹幹流の影響を調べるため、福島県阿武隈山地のスギ林において表層土壌についての調査を行った。

口頭

JAEA Modeling of Cs transport within Fukushima aquatic systems

操上 広志

no journal, , 

原子力機構が進める福島環境動態研究における解析モデルの現状を報告する。

口頭

福島県内のダム湖における水・プランクトン態の放射性セシウム動態

辻 英樹*; 林 誠二*; 舟木 泰智; 飯島 和毅

no journal, , 

本研究では、ダム湖における放射性Csの挙動を明らかにするために、湖水の溶存態ならびにプランクトンを主とする懸濁態の放射性Csの実態について調査を行った。その結果、湖水全サンプルの溶存態$$^{137}$$Cs濃度は0.27-0.56Bq/Lの範囲にあり、8月では表層に比べて底層で高い傾向が見られたが、11月では上下層間で差はほとんど見られなかった。また、プランクトン単位重量あたりの$$^{137}$$Cs濃度は、サンプル間で0.32-47Bq/gと異なり、周辺の溶存態$$^{137}$$Cs濃度に対するプランクトン重量あたりの$$^{137}$$Cs濃度の比は、1.1$$times$$10$$^{3}$$-1.3$$times$$10$$^{5}$$L/kgを示した。同時期、同地点での動物・植物プランクトン間の$$^{137}$$Cs濃度の違いは顕著ではなかったが、いずれの地点でも8月に比べて11月の方が、$$^{137}$$Cs濃度が高い傾向が見られた。8月から11月にかけて動物プランクトン相の変化が確認されており、体内への放射性Csの取り込みやすさが種で異なった可能性が示唆された。

口頭

福島長期環境動態研究,8; 森林における地表面流出物質の分析

石井 康雄; 三田地 勝昭; 阿部 寛信; 新里 忠史

no journal, , 

原子力機構では、調査データに基づいて山地森林からの放射性セシウムの移動を予測し、これに起因する除染済みエリアの線量率の再上昇や、生活用水源への混入等に対する技術情報や対策案等を提供することを目的として、福島長期環境動態研究(F-TRACEプロジェクト)を進めている。本研究では、2013-2014年の森林観測プロットにおける地表面流出物質の種類別の分離、放射能分析の結果について報告する。

口頭

福島長期環境動態研究,12; 小河川水系移動抑制に関する技術開発

石川 浩康; 大山 卓也; 飯島 和毅

no journal, , 

河川水流中の放射性セシウムを吸着した土壌粒子の移動を、懸濁物質捕集材によって抑制する技術を確立することを目的とした技術開発を実施しており、小河川水系に適用するための条件を検討した。

口頭

Micro to macro-scale observation of radiocesium released from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant

田中 万也; Fan, Q.*; 坂口 綾*; 高橋 嘉夫*

no journal, , 

大気エアロゾル中に含まれる福島第一原子力発電所事故由来の放射性セシウムは事故後初期にはそのほとんどが水溶性であった。しかし、陸上に沈着した後は土壌に強く固定されることにより、水溶性から不溶性へと化学形態が変化した。これはセシウムが土壌中に含まれる粘土鉱物に強く吸着するためであると考えられる。実際にEXAFS法を用いて強い結合を示す内圏型錯体の形成を確認した。こうした土壌粒子への強い吸着は、河川において放射性セシウムが粒子態として移行している観測事実と調和的である。大気エアロゾル, 土壌及び河川懸濁粒子中の放射性セシウムの分布をオートラジオグラフ分析により調べた。その結果、いずれの試料においても微小スケールでは放射性セシウムが不均質に分布していることが明らかとなった。エアロゾル粒子が陸上に沈着し土壌に固定される段階でスポット状の放射性セシウム分布が形成され、それらは粒子から容易に脱着しないために河川においても不均質性を保ったまま移行しているものと解釈できる。

口頭

事故由来放射性物質の環境動態を考慮したコンパートメントモデルの開発および試解析

操上 広志; 新里 忠史; 鶴田 忠彦; 加藤 智子; 北村 哲浩; 菅野 光大*; 黒澤 直弘*

no journal, , 

事故由来放射性物質の環境動態の把握は環境回復のための各種対策を検討するうえで重要である。本研究では、放射性物質の環境動態を記述するうえで重要なコンパートメントを網羅したモデルを開発し、その試解析を実施した。その結果、実測値と整合的な結果が得られた。

口頭

環境中における放射性セシウムの動態研究; 福島復興にどう生かすか

飯島 和毅

no journal, , 

原子力機構では、(1)放射性セシウムの挙動データの取得と移動予測モデルの開発、(2)放射性セシウム移動による被ばく線量や放射性セシウム濃度の変化の推定、(3)必要に応じ、線量・濃度低減に有効な移動抑制等の対策の提案、の3点を目的とし、福島長期環境動態研究(F-TRACE)プロジェクトを進めている。これまでの約3年間の研究で、森林から河川水系への流入量は1年間に0.1%前後と極めて少なく、森林に沈着した放射性セシウムの約90%が地表から10cm以内に存在すること、河川水系の溶存態放射性セシウム濃度は、高い河川でも現在は1Bq/L未満であること、河川から海に流出する放射性セシウムの80%以上が懸濁態であり、2015年9月の高水時には、1年間の流出量の50%以上が流出したこと、等の知見が得られた。これらの成果を、林産物, 農作物, 水産物中の放射性セシウム濃度の予測や低減に向けた取り組みに生かしていく。

口頭

福島の環境回復に関する研究開発の現状と福島高専に期待すること

宮原 要

no journal, , 

福島の環境回復に向けた課題への対応として、広域の空間線量予測、流域圏でのセシウムのフロー・ストッ ク評価、個人線量評価へ原子力機構がどのような考え方やアプローチで取り組み、どのような成果や波及効果が得られたかを紹介する。さらに環境回復の取り組みに関わる人材育成の観点から福島高専への期待を伝える。

口頭

JAEAにおける福島の環境回復に向けた研究開発; オンサイトへの応用展開も含めて

宮原 要

no journal, , 

福島の環境回復に向けた原子力機構の研究開発の取り組みとして、流域圏でのセシウムの懸濁態と溶存態の挙動、個人線量評価とコミュニケーション、帰還困難区域を含む将来の空間線量予測へ原子力機構がどのような考え方やアプローチで取り組み、どのような成果や波及効果が得られたかを紹介する。併せて、これらの取り組みで開発した技術・手法等がオンサイトの課題にどのように活用できるかについて例示する。

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